ヤフオク2千円台の「お宝着物」を攻略!6つの着回しデザイン図鑑

ヤフオクで購入した紫のアンティーク訪問着の6つの帯コーデ比較

アンティークやレトロな着物の魅力に長年取り憑かれているなべっちです。 実は3月にヤフオクで「これは…!」という運命の出会いがありました。

なんと2,409円という驚きのお値段でゲットした紫色のレトロな訪問着。今回はその一枚を主役に、帯や小物を変えながら「6通りのコーディネート」を組んでみました。

「着物を始めてみたいけど、何を揃えたらいいの?」「小物ひとつでどう変わるの?」という初心者さんにも参考にしていただけるよう、帯周りのアイテムも詳しくご紹介します。

運命の出会いは「検索の穴」

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ヤフオクで見つけた紫のアンティーク訪問着の落札画面イメージ

今回見つけたのは、鮮やかな紫色の地に、四季の花々と扇が描かれた華やかな一枚。
実はこれ、競り合うこともなくスムーズに落札できたんです。

その理由は、出品されていたカテゴリ。アンティーク好きが探す「アンティーク」枠ではなく、あえて「訪問着」という一般的なカテゴリに出されていました。

  • 落札価格:2,409円
  • サイズ:身丈152cm(私の身長とぴったり!奇跡のジャストサイズ)
  • 状態:説明文には「汚れあり」とありましたが、届いてみると表面はとても綺麗。なんと仕付け糸がついたまま!

カテゴリを少しずらして検索するだけで、こんなにお宝が眠っているなんて…!
久々のヤフオクパトロール、最高♪

届いた着物を広げてみると、柄の華やかさにびっくり。
着物好きの方からは「駒刺繍ですね。今は作り手さんも減っていて貴重なんですよ」と教えていただき、ますます愛着が湧きました。

紫のアンティーク訪問着の刺繍と柄のアップ写真

【保存版】なりたい自分になれる!6つの着回し図鑑

「着物一枚に、帯三本」という言葉がある通り、小物の合わせ方で印象はガラリと変わります。
今回は、初心者さんが迷いがちな「結局、何を合わせればそんなコーデになるの?」にお答えするために、使ったアイテムも個別に撮影しました。

1. 王道で品良くまとめたい

着用シーン:ホテルランチ・観劇・格式ある場に

豪華な花柄の帯を合わせて、はんなりと。帯締めには、あえて多色使いの平組をチョイスです。
平組ならではの存在感があり、アンティークらしい華やかさと上品な落ち着きを添えてくれました。

紫と黄色の矢羽柄帯締めのアップ写真
帯周り
  • 帯:金糸の入ったグリーンの華やかな菊柄帯(ヤフオク:5,260円)
  • 帯揚げ:クリーム〜白の優しいぼかし(Kimono-Shinei 2号店:330円)
  • 帯締め:紫×黄で矢羽柄の組紐(道明の笹浪組っぽいけど不明)

2. 明るくフレッシュな「可愛らしさ」を

着用シーン:着物女子会、春のお出かけに

銀襴の帯にグリーンの小物を効かせて。
銀の落ち着いた輝きがあり、ふっくらとした刺繍の入った帯は、色無地や訪問着にもぴったり。
ただ若草色と白のツートン三分紐は、若干配色バランス悪かったかもしれません。
帯揚げに淡いストライプを忍ばせることで、顔周りがパッと明るくなります。

若草色と白のツートン三分紐と帯留めのアップ
帯周り
  • 帯:銀襴に前は大きな牡丹、後ろはキジの刺繍名古屋帯(銀座今昔きもの大市:3,000円)
  • 帯揚げ:パステル調のストライプ柄(Kimono-Shinei 2号店:330円)
  • 帯締め:若草色と白、左右異なる色が中央でつなぎ合わせた三分紐(船場八木新:2,300円)
  • 帯留め:着物フリマで友達が売ってたけど、焼いて作る粘土のマーブル模様

白ベースの帯は、全体をパッと明るくしてくれます。小物をグリーン系でまとめると、甘すぎない「大人可愛い」に。

3. 大正ロマンの風を感じる「粋」なスタイル

着用シーン:夜のお出かけ、ライブ、ちょっと個性を出したい時に

黒地の帯にガツンと効かせているのが、このマゼンタピンクの帯締めです。ポイントは「太さ」と「立体感」。
ボリュームのある平組紐にしっかりとした結び目を作ることで、アンティーク特有の重厚感と華やかさを両立させました。

マゼンタピンクの帯締めと帯揚げのアップ

帯揚げは着物イベントで沢山折りたたまれて販売されていた着物ハギレ。黒地にピーコックグリーンの絞りっぽいデザインが、さらにアンティーク感UPします。買ったときの様子はこちら↓

帯周り
  • 帯:黒繻子に前は牡丹、後ろは打ち出の小槌の刺繍名古屋帯(大江戸骨董市:3,850円)
  • 帯揚げ:帯揚げサイズのハギレ(FAR EAST KIMONO MARKET:1,500円)
  • 帯締め:存在感抜群のマゼンタピンクの手組み帯締め(Kimono-Shinei 2号店:660円)

紫と黒は相性抜群。そこに「赤」や「ピンク」を差し色に使うと、一気にドラマチックな大正ロマン風に♪

4. 柄を引いてすっきり見せる「モダンコーデ」

着用シーン:美術館、モダンなレストランに

柄の多いアンティーク着物だからこそ、あえてシンプルな柄の帯を。帯留めにシルバーを持ってくることで、ジュエリー感覚で楽しめます。

シルバー帯留めと細め三分紐のアップ
帯周り
  • 帯:スッキリとした白のドット柄
  • 帯締め:細めの三分紐(ストライプ柄)
  • 帯留め:シルバーの透かし彫り

5. 遊び心を忘れない「モードな着物コーデ」

着用シーン:クリエイティブなイベント、自分らしさを出したい時に

「柄×柄」の組み合わせですが、直線(ボーダーや縞)を挟むことで、全体の情報が整理されてスタイリッシュに見えるんです。

黒のラメ三分紐とボーダー帯揚げのアップ
帯周り
  • 帯:重厚感のある金糸 鳥 牡丹 グリーン系の名古屋帯(ヤフオク:3,000円)
  • 帯揚げ:「グレー無地」と「黒無地」と「ボーダー」の3トーン楽しめる正絹帯揚げ(加花 KAHANA:13,200円)
  • 帯締め:銀のラメが煌めく黒の三分紐 CANDY DROPS(キモノモダン3点入福袋:7,700円)

6. 色で遊ぶ「レトロポップ」コーデ

着用シーン:写真映えを楽しみたい日、華やかなイベントに

赤とターコイズブルーを効かせた、思い切り華やかな組み合わせ。
着物の花柄にも赤が入っているので、帯だけが浮きすぎず、アンティークらしい元気な印象になりました。

矢羽根模様の帯締めとターコイズ帯揚げのアップ
帯周り
  • 帯:レトロでパキッと鮮やかな桐唐草柄袋帯(大江戸骨董市?:2,000円)
  • 帯揚げ:鮮やかなターコイズブルーのラミエール(ポリエステル)帯揚げ(楽天:2,640円)
  • 帯締め:伝統的な矢羽根模様(Kimono-Shinei 2号店:660円)

実際にお出かけ!選んだのは「モードな自分」

色々と試した結果、今回は「5. モードな着物コーデ」を選んでお出かけしてきました。
実際に着るとこんな雰囲気になります。

モード系コーデの紫アンティーク訪問着を実際に着用した様子

この日は、縞模様の半襟とボーダーの帯揚げが「今の自分」にしっくりきたんです。 実際に歩いてみると、すれ違う方に「素敵なコーディネートですね」と声をかけていただくこともあり、やっぱり着物って楽しい!と再確認した一日でした。

最初は「何を揃えたらいいの?」と不安になるけれど、こうやって並べてみると「帯・帯揚げ・帯締め」の3点セットを少しずつ集めるのが近道かも。

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