有松絞り浴衣に抹茶色の麻半幅帯。30代の私には渋すぎた夏コーデ

有松絞り浴衣に抹茶色の帯を合わせた夏コーデ「好きなのに、なんだかしっくりこない?」

お気に入りの白地×紺の有松絞り浴衣。仕立てたときに一緒に購入したのが、抹茶色の麻半幅帯でした。

浴衣も帯もそれぞれ気に入って選んだものだし、素材の組み合わせも夏らしい。当然、素敵にまとまると思っていたのですが……。

実際に着てみると、
「良いもの同士を合わせれば、似合うとは限らない」
ということを思い知るコーデになりました。

※この記事は2012年の着姿を、2026年の視点で振り返りながらリライトしています。

有松絞り浴衣に抹茶色の麻半幅帯を合わせたコーディネート

有松絞り浴衣に抹茶色の麻半幅帯でお墓参りへ

この日は朝からかなりの暑さ。せっかくならお気に入りの浴衣を着て気分を上げよう!と、有松絞り浴衣で実家へお墓参りに出かけました。

合わせたのは、浴衣を仕立てたときに一緒に購入した抹茶色の麻半幅帯。白×紺の浴衣に落ち着いたグリーン。色としては決しておかしな組み合わせではありません。

ところが実家に着いて、母からひと言。

その浴衣、実年齢より老けて見えるわよ

ガーーーンッ!
定価5万円を超える有松絞り浴衣に、お高い抹茶色の麻半幅帯のコーディネートなのに。

それなのに、老けて見えるなんて……。

かなりショックでした。

原因は浴衣ではなく「色合わせ」だったのかも

今あらためて写真を見ると、有松絞り浴衣そのものが似合わなかったわけではなさそう。
問題は、当時30代だった私には抹茶色の帯が少し渋すぎたことだったのかなと思います。

白×紺の浴衣は爽やかなのですが、そこへ落ち着いた抹茶色を合わせることで、全体がかなりシックな印象に。

着物や帯を単体で見たときには「素敵!」と思っても、自分が身につけたときに同じように見えるとは限らないんですよね。

有松絞り浴衣に抹茶色の帯を合わせ、花束を持った着姿

洋服ではあまり着たことのない色だったこともあり、「好きな色」と「自分の顔映りがいい色」は別ものなんだなぁと実感した帯でもあります。

白地の有松絞り、ふんわり見えるのも少し気になった

もうひとつ当時気になっていたのが、全身で見たときのシルエット。
有松絞りならではの凹凸のある生地に白地ということもあって、鏡を見ると私は少しふんわり大きく見えるように感じていました。

そこへ落ち着いた抹茶色の帯。
色のメリハリもそれほど強くないので、当時の私は「なんだか全体的にぼんやりする……」と思ってしまったんですよね。

ただ、その後いろいろな帯を合わせてみると、同じ浴衣でも印象はかなり変わりました。
紺色の帯ならスッキリ。
黄色ならパッと明るく。
帯ひとつで、同じ浴衣とは思えないくらい雰囲気が変わります。

良いもの同士でも「自分に似合う」とは限らない

このときは完全に「失敗した!」と思って、しばらくこの組み合わせを封印しました。
でも今振り返ると…

浴衣が悪かったわけでも、抹茶色の麻帯が悪かったわけでもない。

単純に、当時の私が着るには少し落ち着きすぎていただけなのだと思います。

むしろ年齢を重ねた今なら、当時とはまた違って見えるのかも。
帯締めや帯留めで明るい色を足してみたり、小物でメリハリをつけたりすれば、また違う着こなしもできそうです。

着物を着始めたころは、「着物と帯の色が合っているか」ばかり気にしていました。

でも大切なのは、それだけじゃない。

最後は自分の顔も含めてコーディネートなんですよね。

写真に撮って全身を見ることも含めて、いろいろ試すのが一番だなぁと思います。

そして帰りは、まさかのスイカ

かごバッグに入れたスイカと食用油

ちなみにお墓参りの帰り。母からスイカとお中元のサラダ油を持たされました。夏らしいけれど、とにかく重い!

浴衣姿でスイカを入れたかごバッグを抱えながら、「紐、切れないよね……?」と心配しつつ電車で帰宅。

コーデに撃沈したうえに大荷物な一日でした。

夏の夕方の空

今となっては、それも含めて懐かしい夏の着物記録です。

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