旅先や展覧会で見つけた、小さなお気に入り。
「かわいい!」と思って連れて帰ってきたのに、普段ブローチを使う機会はあまりなく、気づけば引き出しの奥で眠っている……なんてことはありませんか。
私の場合、先日引き出しを整理していたら、台湾旅行で購入したマジョリカタイルのピンバッジが出てきました。

これ、帯留めにしようと思って買ったんだった!
買ったときの気持ちを思い出し、ようやく帯留めへリメイクすることに。
さらに、以前から帯留めにしたかったマチュピチュ展のゴールドピンバッジも一緒に加工しました。
使った帯留め金具は、1個200円もしない極小タイプ。
お気に入りのアイテムに少し手を加えるだけで、旅の思い出を身につけられる帯留めが2つ完成しました。
最初に加工したのは、台湾旅行で購入したマジョリカタイルのピンバッジです。 台北の迪化街にある、リノベーション系の複合雑貨施設「小藝埕」で見つけました。 ピンク、ミントグリーン、白の組み合わせに、中央には花のような模様。
引き出しの奥から出てきた台湾土産
最初に加工したのは、台湾旅行で購入したマジョリカタイルのピンバッジです。 台北の迪化街にある、リノベーション系の複合雑貨施設「小藝埕」で見つけました。 ピンク、ミントグリーン、白の組み合わせに、中央には花のような模様。
台湾らしいレトロなタイルデザインで、着物にも合いそうだと思って選んだものです。
価格は200元。当時の換算で約1,000円でした。 購入した日の台湾街歩きについては、こちらの記事で紹介しています↓

とても気に入って買ったものの、私は普段ピンバッジを使う機会がほとんどありません。
買った直後は「帯留めにしよう」と思っていたはずなのに、そのまま時間が経ち、引き出しの奥へ。
でも、久しぶりに取り出してみても、やっぱりかわいい。
帯留めにすれば、眺めるだけでなく、実際に着物と一緒に楽しめます。
ピンバッジを帯留めにするために用意したもの
今回使ったものはこちらです。
- ポリマークレイ(マチュピチュ用)
- ピンバッジ
- 三分紐用の帯留め金具
- ペンチ
- 多用途タイプの接着剤
- 100円ショップで購入したレジン
- UVライト

帯留め金具は、1個200円もしない極小タイプです。
モチーフの裏から金具が大きくはみ出しにくいので、小さめのピンバッジにも使いやすそうでした。
ピンバッジの針をペンチで取り外す
まずは、マジョリカタイルの裏についているピン金具を、ペンチで取り外します。
金具の付け根をつかみ、少しずつ動かしていくと外れました。
ピンや切断した金属部分は鋭くなっていることがあるので、手を傷つけないように注意します。

ピンを外したあとは、裏面に残った凹凸や汚れを確認。
帯留め金具を貼る場所ができるだけ平らになるようにしてから、接着作業に入ります。
三分紐用の帯留め金具を接着
ピンバッジの裏側に接着剤を少量のせます。
接着剤が多すぎるとはみ出してしまうため、帯留め金具が接する部分にだけつけました。

その上から、三分紐用の帯留め金具を横向きに接着。
三分紐が通る向きを確認してから固定します。


1個200円もしない金具で、思い出の品が帯留めになるのがうれしい。
接着剤が固まるまでは、金具がずれないように触らず置いておきました。
レジンで表面をぷっくり、つるんと
このままでも帯留めとして使えますが、今回は表面をもう少しぷっくりさせたくて、100円ショップで購入したレジンを重ねました。
タイルの模様を覆うように、表面へ薄くレジンをのせます。
その後、手持ちのUVライトで約5分硬化しました。

写真では少し伝わりにくいのですが、表面がぷくっと盛り上がり、つるんとした質感になりました。
レジンを重ねたことで、タイルの色も少し鮮やかに見えます。

※レジンの硬化時間や取り扱い方法は、使用する商品の説明に従ってください。
マチュピチュのピンバッジも帯留めに
マジョリカタイルがうまくできたので、続いてマチュピチュ展で購入したゴールドのピンバッジも加工します。
こちらは、展覧会のミュージアムショップで見つけたもの。
ゴールドの顔モチーフを見たときから、「帯留めにしたら存在感がありそう」と思って購入しました。
以前の記事でも、次はこのピンバッジを帯留めにしたいと書いています。↓

ところが、こちらはマジョリカタイルのようにはいきませんでした。
針の根元がかなりしっかり取り付けられていて、ペンチで動かしてもなかなか外れません。

針を外せば終わりのはずが、マチュピチュは強かった……。
最終的には、根元からきれいに外すのではなく、針を途中で切る形になりました。
裏側の段差をポリマークレイで平らに
針を切った部分がぽこんと残り、そのままでは帯留め金具を平らに接着できません。
そこで、手元にあったポリマークレイを使い、ピンバッジ裏面の凹凸を埋めることにしました。
残った金具の周辺をポリマークレイでならし、その上に帯留め金具を設置。
使用したポリマークレイの説明に従って、帯留め金具と一緒に焼きました。
これで裏面の段差が軽減され、金具を安定してつけられました。
※ポリマークレイは商品によって加熱温度や対応素材が異なるため、必ず使用商品の説明を確認してください。
台湾とマチュピチュ、2つの帯留めが完成
マチュピチュのピンバッジにも仕上げのレジンを塗り、表面をぷっくり、つるんとさせました。
写真では違いがわかりにくいものの、光が当たったときの艶が少し増しています。

裏側を見ると、それぞれに三分紐用の帯留め金具がついています。
もともとの形やピンの付き方が違ったため、同じ方法だけでは完成しませんでしたが、無事に2つとも帯留めになりました。

マジョリカタイルは、淡い色の三分紐に合わせるとやさしい印象に。
ピンク、緑、白、ゴールドが入っているので、意外といろいろな着物や帯に合わせられそうです。
一方、マチュピチュはとにかく存在感があります。 顔の形で、しかもかなり金ピカ。

かわいいけれど、この金ピカの顔をどう着物コーデに取り入れようかしら。
シンプルな黒い帯に合わせて主役にするか、ターコイズや深い緑の三分紐と合わせてエキゾチックにまとめるか。
少しクセのある帯留めだからこそ、コーデを考える楽しみも増えました。
思い出を身につけられる帯留めDIY
今回改めて感じたのは、旅先や展覧会で購入した思い出の品を、帯留めとして身につけられるのはいいな、ということ。
ピンバッジのままだと使う機会が少なくても、帯留めなら着物コーデの一部として楽しめます。
帯留め金具も1個200円もしないため、高価な材料をそろえる必要はありませんでした。
もちろん、どんなピンバッジでも簡単に加工できるとは限りません。
裏側の金具が外しにくかったり、凹凸が大きかったりと、実物を見て工夫が必要な場合もあります。
それでも、引き出しの奥で眠っていたお気に入りが、新しい和装小物として再び使えるようになったのはうれしいものです。
「かわいくて買ったけれど、使い道がない」
そんなピンバッジや小さなブローチがあれば、帯留めにできないか、一度裏側を眺めてみるのも楽しいかもしれません。
次は実際に着物と帯を合わせて、この2つの帯留めを使ったコーデを考えてみます。



