根津のリサイクル着物店「喜和本店」へ。宝探し気分で羽織と半幅帯を購入

根津のリサイクル着物店「喜和本店」の外観

7月の3連休初日、土曜日。東京・根津にあるリサイクル着物店「喜和本店(きわほんてん)」に行ってきました。

Threadsで一度見かけてから、頻繁に情報が流れてくるようになったお店です。
着物を廃棄から救出するプロジェクト」を掲げているところにも惹かれて、ずっと気になっていました。

場所は根津駅から近く、根津神社も徒歩圏内。谷中銀座まで歩いて町ぶらするのも良さそうだな、と行く前から楽しみにしていたんです。

根津のリサイクル着物店「喜和本店」へ

お店は、根津駅から交差点をひとつ曲がってすぐ。
店先に着物ラックが並んでいたので、すぐに見つけられました。思っていた以上にコンパクトなお店です。

店に入る前から、私は入口近くの羽織ラックに吸い寄せられてしまいました。
価格帯は550円〜2,200円ほど。気になる柄もちらほらあって、体感としては大江戸骨董市の手軽さに近い印象です。

根津のリサイクル着物店「喜和本店」の外観

えっ、羽織がこの値段? しかも柄もちゃんと可愛い。

いやいや、これからもっと暑くなるのに、いきなり羽織に手を伸ばしてどうするの。まずは中を見よう。

店内はコンパクト。でも情報量はすごい

中は、人がひとり通れるくらいの細い通路の両側に、着物がずらり。コンパクトな空間に、たくさんの着物や和小物がぎゅっと詰まっています。

着物を探すお客さんでにぎわう喜和本店の店内

入口付近には、まず浴衣や夏着物が並んでいました。
プリント浴衣だけでなく、落ち着いた色柄の正絹の小紋や紬などもあって、しかもお買い得。
1,100円ならかなり気軽に手に取れますよね。

喜和本店の入口付近に並ぶ浴衣と夏着物

1,100円だと「ちょっと見てみようかな」がしやすいのが嬉しい。

すぐ近くには、少しお高めとはいえ十分お手頃な、3,300円の夏物特大セールラックもありました。
アンティークな銘仙や絽の夏着物、伝統的技法の注染浴衣などが並んでいて見ごたえあり。
私はこの中のピンクの銘仙に釘付けでした。

喜和本店の3,300円の夏物特大セールラック

このピンクの銘仙、好き。夏物を見に来たはずなのに、こういう“予定外のときめき”があるから困る。

数は多くないものの、男性用の夏着物もありました。
麻の着物や、少し良さそうな浴衣など、こちらも比較的手が届きやすい価格帯です。

喜和本店に並ぶ男性用の夏着物や麻着物

奥に進むと袷や羽織、反物、小物まで

奥へ進むにつれて、袷の着物や少し上質そうな夏着物、さらに羽織ものなども並んでいました。
羽織の下には、お手頃価格の半幅帯もあります。

喜和本店の壁一面に並ぶリサイクル着物

夏物中心というわけではなく、袷の着物や羽織もしっかりあるので、季節を問わず宝探し気分で見られそうです。

夏物だけじゃないところが、つい長居してしまう理由かもしれません。

さらに、反物もありました。このあたりは骨董市よりも、商品の幅が広いと感じたポイントです。

喜和本店で販売されている反物と風呂敷

帯留めや髪飾りなどの和小物もあり、見ているだけでも楽しい。
こういうコーナーって、本当に宝探しみたいでワクワクします。

最奥には、「ちょっと良い半幅帯 値段それぞれ」と書かれたコーナーもありました。
やわらかそうなもの、ざっくりした織りのもの、きれいな色のものまで並んでいて、浴衣や普段着物に合わせる帯を探している人にはかなり楽しそう。

一本一本、「さて、これはいくらなんだろう?」と、つい見入ってしまいます。

喜和本店のちょっと良い半幅帯コーナー

“値段それぞれ”って書かれると、ますます気になる。これは高いのかな、安いのかな、と一本ずつ見たくなるやつ。

お客さんを見ているのも楽しいお店

店内には、いろいろなお客さんがいました。

浴衣に手を伸ばして、「じゃあ次は帯も見よう」とセットで探す若い女性同士。
自分用の夏着物や、娘さんと兼用できる浴衣を何枚も見比べているお母さん。
「これは〇〇の材料に良さそう」と、着物をクラフト素材として探しているおばさまたち。

30分以上この小さなお店にいたのですが、その間もひっきりなしにお客さんが入れ替わっていて、みんながどれを手に取るんだろう?と見ているのも、だんだん楽しくなってきました。

買い物そのものだけじゃなくて、“他の人の宝探し”を見ているのも楽しいお店です。

ついには、
「それ、私も素敵だと思って見ていました!」
と、知らないお客さんに声をかけてしまって、おしゃべりまで。こういう偶然の会話も、実店舗ならではの面白さだなと思います。

こういうの、ネット通販では絶対にない楽しさだよね。

店長さんはスポーティーなファッションで、いわゆる“着物屋さんの店員さん”という雰囲気とはちょっと違う方。
でも、着物について説明をお願いすると、落ち着いた口調で丁寧に教えてくださって親切でした。

一方で、小さいお子さんには、リサイクル着物にありがちな独特のにおいが少し気になったようで、「うーっ、ヤダ!」と言ってすぐお母さんの腕を引っ張り、外へ出ていってしまう場面も。

ああ、それはたしかにあるよね……。
リサイクル着物に慣れていないと、においが気になる人はいるかも。

喜和本店で買ったもの

安いリサイクル着物屋さんって、やっぱり楽しい。また行きたいな、と思えるお店でした。

そして当然、買い物もして帰りました。……ただし、買ったのは全然夏物ではありません
羽織と半幅帯の2点です。

夏物を見に行ったはずなんだけどね。でも、こういう“予定外の買い物”こそ楽しい。

戦利品1:ピンクベージュのバラ柄羽織

真夏に羽織を買うのはどうなんだろう……と、いったんは思ったんです。
でも、最初に店先で目に入ったこの羽織がどうしても忘れられず、やっぱり買ってしまいました。

ピンクベージュ地に、バラ柄。しっかりした厚みのある生地で、やわらかい色なのに意外と存在感があります。

近くで見ると、少し薄汚れて見えるようなかすれ感があるのですが、これは汚れではなく、そういう柄行き。
むしろ、この曖昧な陰影があることで甘すぎず、着やすい雰囲気になっている気がします。

羽織裏に目立つシミもなく、裏地が壺柄なのも面白いところ。
表はバラ、裏は壺。価格は2,200円でした。

戦利品2:龍柄の半幅帯

もうひとつ買ったのは、チョコレートブラウンの半幅帯。
写真では少し伝わりづらいのですが、思っていた以上につるっとした光沢のある生地で仕立てられています。

喜和本店で3,850円で購入したチョコレート色の龍柄半幅帯

しかもポイント柄が。めっちゃかっこいい。
青みのある雲と龍の柄が効いていて、無地っぽく見える部分とのバランスも良いんです。

龍! しかもこの色味、渋くていい。派手すぎないのに、ちゃんと強さがある感じが好き。

光沢があるぶん、木綿の浴衣には少し滑りやすいかな?とも思うけれど、そのぶん、つるっとした質感の夏着物や、少しきれいめなコーデには合いそうで、これから組み合わせを考えるのが楽しみです。価格は3,850円でした。

まとめ:根津で宝探し気分を味わえるリサイクル着物店

根津の喜和本店は、安いものは550円から見られる手軽さがありつつ、夏物、袷、羽織、半幅帯、反物、和小物までそろう、宝探し感の強いリサイクル着物店でした。

店内はかなりコンパクトで、混み合う時間帯は人ひとり通るのがやっと。でも、そのぎゅっと詰まった感じも含めて、「掘り出し物に出会えそう」なわくわく感があります。

根津神社や谷中方面の散歩とあわせて、ちょっと立ち寄ってみるのにもぴったりなお店でした。

安いだけじゃなくて、ちゃんと“探す楽しさ”があるお店。これはまた行きたくなるなあ。

喜和本店の店舗情報

  • 住所: 東京都文京区根津2-20-18
  • アクセス: 東京メトロ千代田線「根津駅」1番出口から徒歩すぐ
  • 営業時間:10:00〜19:00
  • 定休日:なし
  • 取扱商品:リサイクル着物、アンティーク着物、羽織、帯、和小物、骨董品など
  • 公式SNS:Instagram「@ki_wa_kimono」

※上記は2026年7月の訪問時点で確認した情報です。営業時間や営業日、取扱商品などは変更される場合があります。最新情報は喜和本店の公式SNSをご確認ください。

スポンサーリンク