先月、大阪で立ち寄った「ゴフクヤサンドットコム 居内商店」さん。
個性的な帯が揃うことで有名なお店ですが、Twitterで見かけてからずっと気になっていた「髑髏(どくろ)柄の帯」をついに実物で拝むことができました!
以前のお店紹介記事はこちら↓
歌川国芳『相馬の古内裏 がしゃどくろ』との出会い

私が浮世絵師・歌川国芳の「がしゃどくろ」に魂を抜かれたのは、2016年に神戸市立博物館で開催された『くにくに展』でのこと。
その時の話はこちら↓
あの圧倒的な迫力、計算されたアングル、そしてモダンな色使い……。
一瞬で大ファンになり、その後すぐに画集を買い揃えるほどドハマりしてしまいました。
悩みに悩んだ「髑髏柄」を、あえて夏帯にした理由
実物を見ると、やっぱりカッコイイ。でも、私の頭の中では葛藤が始まります。

柄は最高に好み……。でも名古屋帯はもうたくさん持ってるし、これ以上増やすと収納がパンパン。どうしよう……。
そんな時、ふと閃きました。

……待てよ。このインパクトなら、あえて「夏帯」で仕立てるのが正解じゃない?
夏の着物シーンは、涼しげで無難な花柄や動物柄が多くなりがち。私の手持ちも可愛らしいフクロウ柄などが多いのですが、そこにこの「がしゃどくろ」を投入したら……。

絶対にかっこいい。でも、夏にドクロってアリなの?
迷う私の背中を押してくれたのは、店員さんの粋な一言でした。

夏といえば、怪談! 幽霊! だからドクロ、大アリですよ!

た、確かになーーー!!(納得)
「夏=怪談」という日本らしい楽しみ方。
しかも、ゴフクヤさんの帯はポリエステル製なので、汗をかく夏場でもお手入れが楽という実用面でのメリットも。
迷いは消え、夏帯としての購入を決めました。
命の出会い?ネオンカラーの「クラゲ柄替え袖」

せっかくお店に来たのだからと店内を物色していると、隅っこの方で目がチカチカするほど鮮やかな布地を発見。

……ん? このネオンカラーの布、何?
店員さんに尋ねると、なんと「替え袖」とのこと。
マジックテープなども付いていない切りっぱなしの状態ですが、自分で好きなように加工して使える自由度の高いアイテムです。

袖口からチラリとネオンカラーのクラゲ……。これ、絶対オシャレなやつ!

浴衣に合わせてイメージを膨らませ、こちらも即決。
最終的に、クラゲ柄の替え袖(4,400円)と髑髏柄の絽名古屋帯(19,800円)を合わせてお迎えしました!
浴衣×髑髏帯の「モノトーン怪談」コーディネート

手持ちのモノトーン幾何学柄浴衣に、さっそく髑髏柄の絽名古屋帯を合わせてみました。

アハッ、渋い!めちゃくちゃ好み!
テーマは「大人の怪談」。
差し色に血のような「赤」を入れるのもアリですが、今回はあえて黒と白で統一してシックにまとめました。その代わり、夏らしい涼しさを出すために、半衿と帯揚げにはレースをチョイス。
※手芸店などで買える50cm幅のラッセルレース生地を、自分でカットして使うとコスパ最強でおすすめです。
そして、このコーディネートの真骨頂は後ろ姿!

背中にババーンと現れる、がしゃどくろ。
今年の夏、この帯を締めてお出かけするのが今から楽しみで仕方ありません。




