カレンブロッソ草履をセミオーダー。選んだ5つのパーツと2018年当時の価格

カレンブロッソの草履選び(薄グレーの台と博多織の鼻緒)

2018年5月、六本木の「菱屋カレンブロッソ東京ミッドタウン店」で、初めてカフェぞうりをセミオーダーしました。

店頭に並んでいる既成品を見るだけのつもりでしたが、台や鼻緒の素材を見せてもらううちに、「せっかくなら、自分の好きな組み合わせで作ってみたい!」という気持ちに。

とはいえ、選べる色や素材が多く、何も決めずに一から組み合わせるのはなかなか大変です。

そこで今回は、店頭にあった完成品を参考にしながら、少しずつ自分好みに変更していくスタイルでオーダーしてみました。

この記事では、実際に選んだ5つのパーツや、通常の「カフェぞうり」ではなく、鼻緒を調整できる「カフェぞうりシュガー」を選んだ理由、当時の価格(2018年時点)をご紹介します!

【全3回】カレンブロッソお誂えレポ

作りたかったのは、淡い色の普段履き草履

カレンブロッソのセミオーダー草履

今回作りたかったのは、淡い色合いでどんな着物にも合わせやすい草履です。

それまで普段履きに使っていたのは、大阪・船場の草履店「ちぐさ」さんで作ってもらった網代草履。汚れが目立ちにくく、紬にも合わせやすいため重宝していました。

一方で、白っぽい草履は礼装用のものしか持っておらず、そちらは特別な日のために取っておきたい……。

もう少し気軽に、爽やかなワンピースのような小紋や紬と合わせられる「淡い色の草履」がずっと欲しかったんです。

「礼装用の白い草履で兼用すればいいのでは…?」という気も一瞬過ぎりましたが(笑)、やっぱり普段着物には、少しカジュアルでモダンなカフェぞうりを合わせたい!ということで、白〜薄グレーを中心にまとめることに決定しました。

カレンブロッソのセミオーダーで選んだ5つのパーツ

セミオーダーで選べる5つのパーツ

カレンブロッソのセミオーダーでは、次の5つのパーツを自由に組み合わせることができます。

  • 1. 鼻緒: 草履で一番目立つ「顔」になる部分
  • 2. 天生地: 足の裏が直接触れる上面の素材
  • 3. 先坪(前坪): 鼻緒と台を留めている前部分
  • 4. 本天: 足の甲に触れる鼻緒の裏地
  • 5. 底(台): 草履の土台となる部分

それぞれ何種類もの色や素材があるため、すべてを一から選ぼうとすると大混乱してしまいます(笑)。

そこで、まずは好みに近い店頭の完成品を見つけ、「台の色を変える」「先坪だけ差し色にする」というようにカスタマイズしていくと、完成形をイメージしやすくておすすめです。

私も、店頭にあった博多織の鼻緒を使ったカフェぞうりをベースに選んでいきました。

1. 台はクールな印象の「薄グレー」に

薄グレーの草履台

まずは、草履全体の印象を大きく左右する台の色から。

白っぽい草履にしたかったため黒やココアなどの濃い色は除外し、優しいアイボリーとクールな薄グレーで最後まで悩みました。

どちらも捨てがたかったのですが、最終的にはすっきりとした格好よさもある「薄グレー」に決定!白ほど改まらず、足元が重くならない絶妙な色合いです。

2. 天生地は布のように見える「薄グレーのPVC」

脱いだときに目立つ天生地(足を乗せる部分)は、次の2種類を見せていただきました。

  • トカゲ革のような模様が入った牛革の「ギアナ」
  • 布のような質感に見える「PVC(ポリ塩化ビニル)」

最初はギアナの白や藤色に惹かれていたのですが、布だと思っていた素材が実は「PVC」だと知ってびっくり!

PVCは汚れても消しゴムでこすればほとんど落ちるんですよ!

薄グレーのPVC天生地と踵の刻印

淡い色の草履は汚れが気になりますが、お手入れがラクなのは高ポイント!見た目も上品で布のように見えたため、天生地も「薄グレーのPVC」に決めました。

※ちなみに、踵に入る「カレンブロッソの刻印」はあり・なしを選べたので「あり」にしました。

3. 鼻緒は上品な「博多織」を選択

店頭に並ぶ様々な種類の鼻緒

草履の顔ともいえる鼻緒は、エナメル、無地、花柄、古典柄など、ときめくものばかり!

中でも圧倒的な存在感を放っていたのが「エイ革」の鼻緒です。

個性的なエイ革の鼻緒

わさびがおろせそうなほどザラザラしていてパンチの効いたカラー!個性的でとても可愛かったのですが(笑)、今回は「どんな着物にも合わせやすい」が目標。

最終的には、ベースとして気に入っていた「白っぽい博多織(正絹)」の鼻緒を選びました。薄グレーの台と合わせると、すごく上品で涼やかです。

4. 差し色に「青い先坪」で遊ぶ!

アクセントに選んだ青い先坪

薄グレーの台に、白博多織の鼻緒。このままでも綺麗にまとまっていたのですが、ほんの少しだけアクセントが欲しくなりました。

そこで、鼻緒の先の「先坪」の色を変更することに!
昔から先坪といえば「赤」が定番で色気があって素敵ですが、別に赤じゃなくてもいいはず。今回は博多織の柄に入っている色に合わせて「青」にしてみました。

小さな面積ですが、チラッと見える青が効いていて一気におしゃれ感アップです!

カフェぞうり vs すげ替え式「カフェぞうりシュガー」

パーツとは別に、最後まで悩んだのが「普通のカフェぞうり」と「カフェぞうりシュガー」のどちらにするかでした。

通常のカフェぞうりは底に穴がないため、雨の日の水の跳ね上がりや浸水に強いのが最大のメリット。ただ、その反面「購入後に鼻緒を締め直したり、すげ替えたりできない」という特徴があります。

一方の「カフェぞうりシュガー」は、底にすげ穴があるため従来の草履と同じように鼻緒の調整やすげ替えが可能です。

項目カフェぞうり(通常)カフェぞうりシュガー
鼻緒の調整・交換できないできる(後日調整可)
底面のすげ穴なしあり
雨への強さ非常に強い水が染みる可能性あり
カフェぞうりシュガーの裏面(すげ穴あり)

私が「シュガー」を選んだ理由

私はこれまで使っていた草履も、履いているうちに鼻緒が緩んで草履屋さんで何度も締め直してもらっていました。

そのため「調整が一切できない草履」を購入するのには少し躊躇があったんです。

「カフェぞうりシュガー」の登場により、あの快適なクッション台でありながら自分の足に合わせて締め直せるようになり、これが購入の最終的な決め手になりました!

セミオーダーしたカフェぞうりの価格(2018年当時)

今回オーダーしたカフェぞうりシュガーは、合計で25,380円(税込)でした。

店頭でもらった明細の内訳は以下の通りです。

  • カフェぞうりシュガー(台):15,500円
  • 博多織鼻緒:8,000円
  • 消費税(8%):1,880円
  • 合計:25,380円

オンラインショップと明細の書き方が違っていたため最初は「値段が違う…?」と焦りましたが、計算方法の見せ方が違うだけで同額だと聞いて安心しました(笑)。

※上記は2018年5月当時の価格・仕様です。現在は価格改定やオーダーシステムが変更されている可能性があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。

草履の完成までは約3週間!

既成品ならそのまま持ち帰れますが、カラーオーダーやシュガー別注の場合は時間がかかります。

当時の納期案内は3〜5週間ほどで、私の場合は約3週間待ちとなりました。

すぐに手に入らないのは待ち遠しいですが、自分でパーツを選んだからこそ「どんな風に仕上がってくるんだろう!」と待ち焦がれる時間もワクワクして楽しかったです。

頭の中でイメージした「薄グレー×白博多織×青い先坪」は、一体どんな実物になって届くのか……?

3週間後、完成した草履を受け取りに再び東京ミッドタウン店へ向かいました!

次の記事では、完成したお誂え草履のお披露目と、気になっていた「鼻緒の痛さ」や実際の履き心地をレビューします!

スポンサーリンク