浴衣でお祭りや花火大会へ出かけることはあっても、浴衣のまま1泊旅行となると、何を持っていけばいいのかちょっと悩みます。
2013年の夏、「京都五山送り火」を見に行き、そのまま旅館に1泊。翌日も京都で遊ぶという予定を立てました。

せっかく五山送り火を見るなら浴衣で行きたい。そして京都まで来たなら、翌日も浴衣で歩きたい!
ということで、1泊2日を浴衣で過ごすことにしました。
この記事は、そのとき実際に持っていったものと、2日分の浴衣コーデをまとめた記録です。
10年以上前の旅行ですが、今回あらためて持ち物を見返してみると、今の私が浴衣で1泊旅行するとしても基本はほとんど変わっていませんでした。
ポイントは、
「浴衣は2枚、帯は1本」
「小物で2日間の印象を変える」
「汗に触れるものはきちんと準備する」
ということ。
浴衣旅行のひとつの実例として、参考になればうれしいです。
1泊2日なので、浴衣は2枚持っていく
最初は、「2日間同じ浴衣にして、肌着だけ替えれば荷物も少なくて済むかな?」とも考えました。
でも行き先は真夏の京都。昼間に歩けば、やっぱり汗をかきます。
1日着た浴衣を翌日もそのまま着るより、今回は思い切って浴衣を2枚持っていくことにしました。
その代わり、帯まで2本持っていくと荷物が増えてしまいます。
そこで、
- 浴衣 2枚
- 半幅帯 1本
で、2日分のコーディネートを考えることに。
2枚の浴衣に、紫の半幅帯を使い回す

1日目に選んだのは、紺地に水玉柄の浴衣。
この年に買ったばかりで着たかったのと、夜は飲み会も予定していたので、多少汚れても目立ちにくそうな濃い色を選びました。
水玉柄の中に紫色が入っていたので、帯も紫に。
そして2日目は、白地の有松絞り浴衣です。
暑い京都の昼間を歩くなら、見た目にも少し涼しげな白地を着たい。
こちらにも紫の半幅帯を合わせてみたところ、問題なくまとまりました。

浴衣は変えるけれど、帯は同じ。
これだけでも旅行の荷物をひとつ減らせます。
同じ帯でも浴衣が変われば印象はかなり変わるので、1泊2日の浴衣旅行ならこんな組み合わせもアリだと思います。
浴衣と一緒に持っていった和小物
浴衣と帯以外に準備したのはこちら。
- 帯締め・帯留め
- 和柄ハンカチ 2枚
- 手ぬぐい 1枚
- 扇子
- 浴衣用バッグ
半幅帯なので、帯締めや帯留めは着付けに必須というわけではありません。
でも帯を1本しか持っていかないからこそ、小物を変えて2日間の雰囲気を変えることにしました。
帯留めと三分紐でちょっと変化を
ひとつは、ヴェネチアングラスで作った黒い帯留め。

OSAKAアート&てづくりバザールのワークショップで作ったもので、三分紐代わりに真田紐を合わせました。
真田紐はもともと茶道具などの木箱にも使われる丈夫な紐。
着物用として購入したものではありませんが、以前から三分紐として使っています。
もうひとつは、「くるり」の丸い帯留め。

着付け師範コースに通っていた頃、友人からいただいたものです。
小ぶりでシンプルなので、浴衣にも合わせやすい帯留めでした。
100均のヘアゴムも帯のアクセントに
さらに当時使っていたのが、100均で購入した飾り付きヘアゴム。

前帯をキュッとまとめるように使うと、それだけでもちょっとしたアクセントになります。


高価な和装小物でなくても、手持ちのものを使って遊べるのが浴衣の楽しいところ。
帯が同じでも、帯留めや飾りを少し変えれば印象を変えられます。
なぜか集まっていた金魚柄の夏小物
荷物を並べてみたら、
- 水色の扇子
- 水色の手ぬぐい
- 白いガーゼハンカチ
が、全部金魚柄でした。

特に「金魚柄で揃えよう!」と思って買ったわけではないのですが、夏の和小物を少しずつ買っているうちに、いつの間にか金魚が集合。
こうして並べてみると、なんだか可愛い。
旅行の持ち物は実用品が中心になりますが、好きな柄の小物が揃っているだけでも気分が上がります。
ちなみに手ぬぐいは、食事のとき帯を汚さないよう前に掛けるためにも使っていました。
浴衣の下に着るもの・着付け小物
そして、忘れてはいけないのが浴衣の下に着るものと着付け小物です。
当時持っていったのはこちら。
- 浴衣スリップ
- 和装ブラ
- 補正用フェイスタオル 2枚
- ローライズタイプのステテコ
- メッシュ帯板
- 腰紐 2本
- 伊達締め 1本
- 必要に応じて衿芯
- 着物ハンガー
- 衿芯
- 着物クリップ
私の場合、胸元とウエストの補正にフェイスタオルを使用していました。

ステテコは汗や股ずれ対策として。
夏は少しでも暑さを減らしたいので、帯板もメッシュタイプを使っています。

このあたりは着付け方や体型によって必要なものが違うので、「これが正解」という持ち物ではなく、普段自分が浴衣を着るときに使っているものを忘れず持っていくのが一番だと思います。
旅行先だからと特別な着付けをするより、いつもの道具をそのまま持っていくほうが安心です。
宿に着いたら浴衣を干す
1日着た浴衣は、かなり汗を吸っています。そのため、着物ハンガーも持っていきました。
宿に着いたら浴衣を広げて掛け、一晩しっかり汗を飛ばします。

普通の洋服用ハンガーでも掛けられないことはないけど、袖まで広げられる着物ハンガーがあるとやっぱり便利。
荷物にはなりますが、翌日すぐ畳んで持ち帰ることを考えると、私は持っていってよかったと思っています。
10年以上たっても、持ち物はほぼ変わらない
この旅行をしたのは2013年。
今回記事を整理するにあたって、「今ならもっと便利なものを持っていくかな?」と改めて考えてみました。
でも、意外なことに今の私が浴衣で1泊旅行するとしても、持っていくものはほぼ同じでした。
浴衣スリップ、和装ブラ、補正用のタオル、ステテコ、メッシュ帯板、腰紐や伊達締め。
その日の暑さによって追加するものはあっても、浴衣を着るための基本セットそのものはあまり変わっていません。
ということは、当時あれこれ考えて準備したこの荷物。
今振り返っても、それなりに理にかなっていたようです。
1泊2日の浴衣旅行、荷物を増やしすぎない工夫
改めて振り返ってみると、この旅行でよかったのは、「全部2日分持っていこう」としなかったことでした。
浴衣は汗を考えて2枚。
でも帯は1本。
帯留めや三分紐など、小さな小物で少し変化をつける。
肌着や汗に触れるものは、必要に応じて交換できるようにしておく。
これなら浴衣で2日間楽しみながら、荷物もある程度抑えられます。
旅行となると、つい「あれも必要かも」「これも予備を」と荷物が増えてしまいますが、使い回せるものと、交換したいものを分けて考えると準備しやすいですね。
京都の夏を浴衣で1泊2日。
準備しているときは「荷物、多いかな?」とも思いましたが、2日分のコーデを考えるところから、すでに旅の楽しみは始まっていました。


