2026年9月19日(土)、骨董グランデの初日に行ってきました。
Threadsで「着物友達が欲しいなぁ」とつぶやいたら、DMで「骨董グランデで会いませんか?」という流れになり、当日13時半にゆるく待ち合わせをすることになりました。

着物での待ち合わせは、着付けや移動で予定どおりにいかないことも多いので、「着いたら連絡して合流」で十分!
ところが当日の朝、楽しみにしすぎたのか、10時半には着付けまで終わってしまい、このままだと11時半には着いてしまいそうです。

これ、先に下見できるのでは?
そう思って家を出たのですが、移動中に待ち合わせ予定だった方から連絡がありました。
体調を崩してしまい、この日は来られなくなったとのこと。
すでに前売り券は買っているし、私はもう移動中。というわけで、予定どおり会場へ向かうことにしました。

あなたの分まで楽しんでくるわ。問題は私のお財布だけ…
骨董グランデ 2026年秋 開催情報
- 開催日:2026年9月19日(土)〜21日(月・祝)
- 時間:10:00〜17:00
- 会場:東京ビッグサイト 西3ホール
- 入場料:当日1,000円/前売500円/最終日終日無料
- 内容:和骨董・西洋アンティーク・古布・着物など
- 公式サイト:https://antique-grande.com/
※この記事は2026年秋開催時の記録です。開催日・会場・料金などは変更になることがあるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。

入場してすぐ、気になるブースへ
会場に入ると、まず目に入ったのが大好きな銘仙のブース「HANABANA」さん。
当然のように吸い込まれましたが、ここでいきなり買ってしまうと、そのあと落ち着いて見て回れません。
まずは一周してから!と自分に言い聞かせ、さっと見て隣のブースへ移動しました。

その隣にあったのが、「布と玩具 LUNCO」さん。
Instagramでも事前に商品が紹介されていて、今回かなり気になっていたお店です。
会場に入ってまだ間もないのに、ここで早くも予定が崩れました。

一目惚れした刺繍帯から始まった着物選び
LUNCOさんのブースで目に入ったのが、やわらかな色合いの刺繍帯。見た瞬間、「これ買う」とすぐ思ったのは久しぶりでした。
ただ、帯そのものはとても好きなのに、普段の私の着物にそのまま合わせると、せっかくの雰囲気を活かしきれない気がします。やさしい色合いだけに、いつもの自分のコーデだと少し強すぎるかも。
私はこれまで、銘仙やお召といった織りの着物で比較的はっきりした色や柄を選ぶことが多く、柔らかものにはあまり手を出してきませんでした。そもそも染めの綺麗な着物は高い、という思い込みもあります。

せっかくだから、この帯に合わせて着物も選んでみようかな?
店員さん、この帯に合う着物ありませんかー?
初心者のころは、着物と帯をセットのように選ぶこともありましたが、最近はほとんどしていなかった買い方です。でも今回は、このイベント用に少し多めに軍資金を用意してきていました。
選んだのは、紫・黄・橙が入った袷着物と、オレンジの花が印象的な袋帯。さらに帯揚げと半衿に使えそうな共布ハギレまで一緒に選ぶことに!
今回は最初からコーディネートできる状態にしておきたかったので、まとめて揃えられたのはかなり安心。家に帰ってから「何を合わせればいいのかわからない」とならずに済みそうです♪

この時点で選んだのは、袷着物11,000円、袋帯11,000円、共布帯揚げ2,200円、共布ハギレ半衿550円。
あとから単衣着物11,000円も追加し、今回の購入合計は35,750円になりました。

ここまで20分もかかってない気がする。早い、早すぎる。

LUNCOさんの商品撮影について
ここで写真についてひとつ。
LUNCOさんでは、商品写真や購入前の試着姿の撮影はNGです。
今回掲載している着姿写真は、購入を決めた商品について、お店の方に撮っていただいたものです。
比較用に自分で自由に撮っていた、というわけではありません。
お店ごとにルールは違うので、確認しておくと安心ですね。
着物だけじゃない骨董グランデ
早々に大きな買い物をしてしまいましたが、もちろん骨董グランデの魅力は着物だけではありません。会場にはアンティークジュエリー、古い器、昭和のおもちゃなど、さまざまな骨董品が並んでいました。

こんなふうに、着物まわりの創作小物もいろいろ。布や紙の表情を生かしたバッグは、それぞれ雰囲気が違って見ているだけでも楽しくなります。

作家さんに、材料や制作工程、各パーツの配置などを伺えたのもよかったぁ

昭和のおもちゃを扱っているお店では、思わず立ち止まってしまう懐かしいものにも遭遇。着物目当てで行っても、こういう寄り道があるのが面白いところです。
特別展示「布と手のはなし」も見応えあり
今回楽しみにしていたのが、LUNCOさんによる特別展示「布と手のはなし」です。
ここでは、古い裁縫箱や指ぬき、刺繍の施された着物や帯などを見ることができました。

展示スペースに入ると、着物そのものだけでなく、布をどう使い、どう残してきたかまで見えてくるような空間。
眺めているうちに、華やかさだけではない手仕事の奥行きを感じます。

刺繍の作品は、遠くから見ても華やかですが、近づくとさらにすごい。針の細かさや糸の重なりまで美しくて、ぷっくりした部分につい見入ってしまいます。

特に印象に残ったのが、魚の刺繍帯。大胆な図柄なのにどこか品があって、アンティークならではの存在感がありました。

小さな指ぬきも、とてもかわいかったです。

実用品なのに、色や模様にひとつひとつ個性があって、集めたくなる気持ちがほんとよく分かる♪

また古い裁縫箱には、小さな道具がぎゅっと詰まっていました。使っていた人の手元の時間まで、そのまま残っているように感じられます。

襤褸や古布を使った展示もあり、刺繍の華やかさとはまた違う魅力も。「布と手のはなし」という展示名が、ぴったりだなと思いました。
そういえば、私が欲しかったのは単衣だった
会場を一周して、そろそろ帰ろうかなと思ったころ。ふと、あることを思い出しました。

そういえば私、アンティークの単衣を探してたんだった。
毎年、少し暑くなってくると阿波しじらなど現代ものの綿着物でしのぎ、盛夏になってやっとレトロな夏着物を楽しんでいました。盛夏だけでなく、その前後の時期にもアンティーク着物を着たいのですが、単衣をほとんど持っていません。
この日着ていたのが、手持ちの中では唯一レトロな雰囲気の単衣お召。単衣の選択肢が少ないので、もう少し増やしたい気持ちがずっとありました。
そういえば8月に、根津で3,300円のピンク銘仙を見つけたのですが、あれ、買っておけばよかったなぁ……と少し後悔。
とはいえ、この会場でそんな気軽な価格の単衣があるとも思えません。
「今日はもう十分買ったし、帰ろう」と出口へ向かったはずなのですが――またLUNCOさんのブース前で足が止まりました。
最後に選んだ、ミルクティー色×青い露芝の単衣
せっかくなら、ここで一枚。今まであまり買ってこなかった柔らかものの単衣を選んでみようと思いました。
最初は、自分らしいインパクト強めのものを2枚ほど候補に。でも、そこからが長かったです。
どちらも好きなのに決めきれない。少ない単衣を増やすなら、暑さの残る時期にも涼しげに見えるものが欲しい気持ちもあります。
そんなふうに迷っていたとき、最後に手に取ったのがミルクティー色の地に青い露芝模様が描かれた単衣でした。
羽織ってみると、今までの自分にはない雰囲気。しかも午前中に買った刺繍帯にも合いそうです。
9月に着るなら、露芝がどこか月夜っぽくも見えるし、うさぎの帯留めを合わせてお月見コーデにするのもよさそう。
そう考えたら、一気に楽しくなってきました。

これはもう、買う流れでは?

ということで購入。今回は本当に、今までの私にはなかった買い物をしてしまいました。
最後に500円の指輪まで
ちなみに、着物とは別のお店で小さな衝動買いもしました。レトロな指輪が500円均一で並んでいたのです。


指輪として使うというより帯留めにしたらかわいいかも!
金具代を含めても700円しないで、レトロな帯留めになるわ。
↑ 帯留め作りには、三分紐が通るシーウェルさんで販売してるこの小さな帯留めパーツがおすすめ。
骨董グランデは、予定していなかったものに出会う場所
今回は、着物友達と一緒に回る予定だった骨董グランデが、急遽ひとり参加になりました。そして「まずは見るだけ」と思っていたのに、入場してすぐ刺繍帯に一目惚れ。
そこから普段なら選ばない着物や小物をまとめて選び、最後には探していた単衣まで連れて帰ることになりました。最初の袷着物まわり一式と単衣を合わせて、購入合計は35,750円。
一目惚れした刺繍帯に付いていたタグは35,200円。帯1本の通常価格と、今回これだけ買った総額がほぼ同じでした。

そう考えると、入場料を払ってでもかなりお得な買い物だったなぁ。
狙っていたものを探す楽しさもあるけれど、自分では選ばなかったものに出会えるのも骨董グランデの魅力。今回の買い物は、まさにそんな一日でした。


