【東京キモノショー2026】1人で3日間通い詰め!2日目レポ(展示・体験編)

東京キモノショー2026 2日目レポMV。キモノスタイル展の会場と水引アクセ体験のコラージュ

東京キモノショー2026、おひとりさま参戦の2日目です。
前日の歩き疲れを少し引きずりつつも、この日は12時からゆっくりスタート。

2日目の目的は大きく2つ。メイン会場とも言えるサンライズビルでの「キモノスタイル展」の鑑賞と、事前予約していたワークショップでの「水引アクセサリー作り」です。

今日のコーデと、圧巻の「キモノスタイル展」

まずはサンライズビル2階で開催されている「キモノスタイル展」へ。
入り口で真っ先に目に飛び込んできたのは、イベントの表紙を飾るファンキーな着物姿の大きな布製タペストリー。スタッフさんが声をかけてくれ、そこで記念写真を撮ってもらいました。

東京キモノショー2026のタペストリー前で記念撮影する筆者の着物コーデ

ちなみに2日目の私のコーデは、黒の単衣レトロお召着物に、黒地に赤紫とグリーンの絞り染めの名古屋帯。最高気温を気にして単衣で涼しくしたものの、見た目がちょっと暑苦しくてすいません。

会場に入ると、なんと158体ものトルソーがずらり!
着物を着せられたトルソーが整然と並ぶ姿は、まさに圧巻の一言です。

キモノスタイル展で並ぶ着物トルソー展示の様子(東京キモノショー2026)

少し進むと、大好きな年代物の婚礼振袖がバーンと目に飛び込んできました。金糸がふんだんに使われていてゴージャスなんだけど、やっぱり日本の渋い配色は粋でかっこいい!

金糸が豪華な年代物の婚礼振袖(東京キモノショー2026展示)

はぁ……大胆なデザインと技巧の数々。ため息が出るほど美しい。

そんな風に見惚れていたら、なんと着物情報誌『月刊アレコレ』の編集長、細野美也子さんがすぐそばに!
他の方もご挨拶されていたので、私もちゃっかり混ぜていただき、「YouTubeいつも楽しませてもらい、勉強になってます……」とお礼を伝えることができました。

アンティーク好きの心をくすぐる展示の数々

「キモノスタイル」と一口に言っても、会場での切り口は本当に様々。
「銘仙」や「大島紬」といった素材・産地から、「ジャスティンXX」さんや「村本美奈子」さんなどのデザイナー、「清水学園」「大原学園」といったきもの学校。さらに私の大好きな漫画「恋せよキモノ乙女」や、バーチャルシンガー“初音ミク”を公式アンバサダーとする「初音工房」まで、見飽きることがありません。

その中でも、アンティーク着物好きの私が特に心を奪われた4着をご紹介します!

① 一番気に入った!技術の総合デパート(3番 戸坂家コレクション)

4世代で受け継がれたお色直しの振袖の全体展示(絞りと刺繍が美しい)

「4世代で受け継ぐお色直しの振袖」という年代物。絞りと刺繍がふんだんに使われていてすごいんです。
どうやって作ったのか見当もつかないけれど、色んなところに光る技というものが感じられ、しばらく見惚れて立ちすくんでしまいました。まさに刺繍や絞り技術てんこ盛りで、総合デパートのよう。

4世代で受け継ぐ振袖の別角度(刺繍と絞りの技巧が際立つディテール)

② 一番着てみたい!(41番 恋せよキモノ乙女「訪問着ロココの花束」)

たくさんトルソーでコーデが並んでいる中、なぜかそうではない(衣桁掛けの)ものを選んでしまいましたが……。
アールデコな描かれ方、落ち着いたくすみカラーの配色なのに華やかさがあって、すごく好みでした。
帯周りはどういうのが良いかしら?コーデされてない分だけ妄想が進みます。

恋せよキモノ乙女に登場する訪問着「ロココの花束」の展示

ちなみに「恋せよキモノ乙女」は私の大好きな着物漫画のひとつで、この着物「訪問着ロココの花束」は、作中に登場する染色作家・むつみさんの代表作。ももちゃんが、学生時代の先輩だったお姉さんの紹介で、京都にあるむつみさんのアトリエを訪ねるというエピソードの中で描かれています。

原作漫画では、着物屋「猫の目」の店長・りんこさんの彼氏である堀さんが染色作家として登場しますが、この展示パネルの物語では、「お姉ちゃんの先輩」という設定のむつみさんがオリジナルキャラクターとして描かれているようですね。

「宝石とドレス」をテーマにしたこの訪問着は、むつみさん曰く「自分を輝かせるためのご褒美キモノ」。
誰かに買ってもらうのではなく、自分の力で手に入れてほしいという、作り手の凛とした想いが込められているのだそうです。
水彩画のように鮮やかでキラキラとした実物の美しさを目にすると、ももちゃんが「いつかこの着物が似合う女性になりたい!」と憧れる気持ちが本当によくわかります。

③ ビビッドでサイバーな魅力(155・156番 初音工房)

実行委員であり着物デザイナーでもある木越まりさんの着物。
ピーコックグリーンにビビッドピンクという大好きな色の組み合わせに、流れるような曲線とパンチの効いた黒。
なんともサイバーな雰囲気を連想させられ、初音ミクっぽさを感じさせられました。

木越まりさんによる初音工房の着物コーデ(ビビッドでサイバーなデザイン)

④ アンティーク好きにはたまらん!(37番 シーラ・クリフさん)

カラフルなくすみカラーの組み合わせが素敵で、真似してみたい!となんか斬新な色使いに目を奪われていたら、初日にトークショーも拝見したシーラさんの「縞パッチワーク」でした。

解説によると、古い花柄と縞の着物2枚を解いて洗い張りし、新しい着物に作り直したものだそう。帯はいただきものの丸帯を名古屋帯2本に仕立て直し、半衿も古い着物の端切れ。古いものが新しく生まれ変わる、素敵なストーリーですよね。

一通りキモノスタイル展を見終わり、スマホでブログ用のメモを必死に入力していた13時半頃。
「映像に映り込みますよ!」とスタッフさんに声をかけられ、ハッと顔を上げると、フリーアナウンサーの近藤サトさんが取材カメラを引き連れて目の前に!
慌ててシュバッと画角から逃げました(笑)。

予定外の大奮発!「加花-KAHANA」の帯揚げに一目惚れ

ワークショップの時間まで少し余裕があったので、サンライズビルを出てすぐ近くの田源ビル「和マルシェ」へ立ち寄ることにしました。

田源ビル外観と和マルシェの様子(東京キモノショー2026会場周辺)

「3日目までは何も買わない」と決めていたはずなのですが……出会ってしまったんです。
着物デザイナー・木越まりさんのオリジナルブランド「加花-KAHANA」のブースで、理想通りの帯揚げに。

帯揚げは小さい面積だし、頂き物やリサイクル、ポリエステルで十分と思っていたのに……。

手に取ってみると、ふっくらと柔らかな正絹の手触りが本当に心地よくて。お値段は1万円超え。小物としては私にとってかなりの大奮発です。

でも、どうしても欲しかった理由がありました。それは、結んだときに「縦ストライプ」になるデザイン!アンティーク着物コーデのアクセントとしてずっと探していたのですが、横縞はあっても縦縞になるものはなかなか売っていないんです。

加花-KAHANAの縦ストライプ帯揚げのカラーバリエーション(購入を悩んだ候補)

購入したのは、黒・白黒の横縞・白の3ライン配色。結び方によって3タイプの表情を見せられる優れものです。水色や赤のバージョンも可愛くて悩みましたが、まずは使い勝手の良いモノトーンを。痛い出費だけど、とにかく可愛い!

普段なら「帯揚げぐらい手持ちのものでなんとかしよう!」と思ってしまうのですが、着物歴も10年以上になり、自分の好みもすっかり定着してきました。だからこそ、「いつもリサイクルばかりではなく、本当に良いものは直接買って、作り手さんにしっかり還元したい!」という思いもあり、今回は購入を決意しました。

さらに驚いたことに、店頭には先ほどキモノスタイル展で「初音工房」のコーデを手掛けていたデザイナーの木越まりさんご本人がいらっしゃいました。ブランドのお話も直接伺うことができ、あの素敵な展示の興奮冷めやらぬタイミングでご本人から直接購入できるなんて、これも何かの縁かもしれません。

もしや、東京キモノショー2026のお買い物はこれが最初で最後なんじゃ……?

モノづくり魂に火がつく!水引アクセサリー体験

15時からは、日本橋丸上別館4階の「香紡縁 KOUBOUEN」さんへ。
事前申し込みしていたワークショップで、1時間の体験で「変わりあわじ結び」のピアスを作ります。

この時間は満席の6名(全員女性)。私以外の4名の方は「市松模様の帯留め」を制作されていました。
QUICPayで参加費3,500円(税込)を支払い、早速水引の色選びへ。完成品も販売されていたので、「この色合いします!」と即決。

選んだのは、シルバー2本と白1本の計3本。
シルバーを選んだのは、和装だけでなく洋服にも違和感なく使え、服の色柄を問わず顔色もアップすると思ったから。

普段から手作業は好きだけど、水引は力加減とかバランスが難しそう。でも構造が分かると面白い!

白を真ん中に入れて3本揃えて持ち、先生が目の前で見せてくれるお手本に合わせて組んでいきます。的確なコツを教えてくれて分かりやすい。

水引を結んでアクセサリーを作る工程(変わりあわじ結びの途中)


ピアスなので同じものを2回作るのですが、1回目で構造を理解して、2回目でしっかり覚えられるのが良かったです。

40分くらいで2つとも形になったものの、サイズの微調整や作業終わりの始末、ピアス金具の取り付けなどがあり、結局15分くらいかかって終了時間ギリギリの完成となりました。

大きさは自分の好みで水引サイズを調整できたので、納得行くものができ、楽しい体験でした。
いい思い出のお土産です!

16時にワークショップが終了し、サテライト会場のカクタビル2階へ行く方と偶然出会ったので、一緒にそこまでぶらり。
終了時間の18時まで色々な商品を見せてもらい、2日目はこれにて終了です。

初日に出会ってしまった「あの兵児帯」を含め、じっくり悩んだ物欲が爆発する運命の3日目(最終日)のお買い物レポは、次回の記事へ続きます!

スポンサーリンク