2023年10月、東京ビッグサイトで開催されていた「骨董市グランデ」へ初めて行ってきました。
もともと予定していたわけではなく、最終日の昼前にSNSを見ていたところ、第4回は午後1時から入場無料になるという情報を発見。

ビッグサイトでやっている骨董市なら、かなり大きそう!
そう思ったら気になってしまい、着物へ着替える時間すら惜しくなって、Tシャツ+ワイドパンツのまま自転車でビッグサイトへ向かいました。
目的はもちろん、アンティーク着物です。
※この記事は2023年10月に開催された第4回骨董市グランデを訪れたときの記録です。開催場所や入場方法、出店店舗などは開催回によって変わるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。
骨董市グランデとは?

骨董市グランデは、和骨董や西洋アンティーク、古布など、さまざまな骨董・アンティークのお店が集まるイベント。
私が訪れた第4回は、2023年10月6日〜8日に東京ビッグサイトで開催されていました。
壺や器、古道具などもたくさん並んでいましたが、今回の私の目的は完全に着物。
ということで、会場に入ったら着物や古布を扱うお店を中心に見て回ります。
最終日の午後、骨董市グランデへ滑り込み

午後1時半ごろ、東京ビッグサイトに到着。
普段ビッグサイトでは大きなイベントへ行くことが多いため、何も考えず1階へ向かってしまい、しばし呆然。

あれ?何にもやってない……。
会場は西3ホール。ちゃんと確認すると3階でした。
最終日の午後だったこともあってか、会場内は思っていたよりゆったりで、すでに商品が減っているように見えるお店もありました。

もっと早い時間に来たら、また雰囲気が違ったのかな?
などと思いつつも、時間はそれほどありません。
自転車で来ているのに外の雲行きまで怪しくなってきたので、1時間くらいで着物関係のお店を探すという、なかなか慌ただしい初参加になりました。
気になったアンティーク・リサイクル着物のお店
短時間でダダダーッと見て回った中でも、特に気になったのが5店。
普段行く東京の骨董市では見かけないお店もあり、「こんなお店があるんだ!」と知れたのも骨董市グランデのおもしろいところでした。
足利うさぎや

「うさぎや」さんで目に入ったのは、大好物の銘仙。
厳選された華やかな銘仙が並んでいて、私には眼福の空間でした。
普段自分がリサイクル着物に出す価格よりは高めだったので、今回は見るだけ。
ただ、状態のよさそうなものも多く、「やっぱり良いものは素敵だなぁ」と眺めていました。
仙台 よし銀

「よし銀」さんは、レトロな染めの着物や古布を使ったバッグ、ハギレなどがたっぷり。
とにかく色柄が豊富で、ぱっと見ただけでもカラフル!
ハギレもサイズ違いでいろいろ並んでいて、古布好きならじっくり掘りたくなるお店でした。
Instagram:仙台 よし銀 (@yoshigin.sendai)
アンティーク&リサイクル着物 maruna

今回、商品を見ていて一番テンションが上がったのが「maruna」さん。
大好きな刺繍帯や銘仙が、私にも手が届きそうな価格帯で並んでいました。


帯をめくるたびに、下からまた良いの出てくるやーん!
特に惹かれたのが、ベージュ系の刺繍帯と黒繻子の刺繍帯。
どちらも刺繍がきれいで状態もよく、かなり悩みました。
何周かしては戻って眺め、それでも決められず……今回は購入を見送りました。

いろいろ見せてもらったのに申し訳ない。また出会えたら、そのときに!
Instagram:maruna (@maruna_9176) • Instagram photos and videos
アンティークギャラリー もち乃木

「もち乃木」さんは、子ども用の着物なども扱っていました。
最終日の午後だったからか、商品はそれほど多く残っていない印象だったのですが、近寄って見ていると一枚の夏着物に目が止まります。
青い雲取り柄が印象的な、透け感のある紋紗の着物。

あ、これ好き。
刺繍帯とどちらを買うか最後まで悩むことになる一枚に、ここで出会ってしまいました。
布と玩具 LUNCO

「LUNCO」さんで私の目を引いたのは、正面にたくさん並んだ古布。
帯やほかの商品も扱っていたはずなのですが、古布に気を取られすぎて、ほとんど視界に入っていませんでした(笑)。

そういえば以前、銀座・奥野ビルの催事でも名前を見かけたような……。
こちらでは、半衿として使うための古布を3枚購入しました。
今回の戦利品は「紋紗の着物」と「古布の半衿」
そんなこんなで、約1時間の駆け足骨董市。
最終的に持ち帰ったのは、
- 「もち乃木」さんの紋紗の着物
- 「LUNCO」さんの古布3枚
でした。
刺繍帯もかなり後ろ髪を引かれましたが、それ以上に一目惚れした着物を選びました。
一目惚れした紋紗の夏着物

今回の大物はこちら。
青い雲取り柄と草花の文様が印象的な、透け感のある紋紗の着物です。
すでに似た雰囲気のアンティーク夏着物を一枚持っているので、もし2枚目を買うなら「全然違うタイプにしよう」と思っていたはずなんです。
なのに、一目惚れしたら仕方ない。

また似た方向を選んでしまった……。
お店の方からは、裾にヤケがあるため価格を下げていると教えてもらいました。

確認すると、確かにうっすら白っぽく見える部分があります。
でも、着て動いていれば私はそれほど気にならなそう。
それより気になるのは、生地の強度です。
以前、リサイクル着物を着て外出している最中に生地が裂けた経験があるので、古い薄物を見ると、

大丈夫……だよね?
と、どうしてもそちらが気になってしまいます。
ちなみに購入時には「紋紗」と教えてもらったものの、当時の私は紗と紋紗の違いをきちんと理解していませんでした。
後日、「紋紗って結局なんだ?」と気になって調べ、着物好きさんにも教えてもらい、この着物を実際に光に透かして観察することに。
そこで初めて、染められた青い雲取り柄とは別に、生地そのものに織り柄があることに気づきました。
買って終わりではなく、あとから「この着物って何なんだろう?」と調べるのも、リサイクルやアンティーク着物のおもしろさですね。
柄半衿に挑戦したくて、古布を3枚

もうひとつの戦利品が、「LUNCO」さんで購入した古布3枚です。

使い道は半衿。
着物はわりと勢いよく買ってしまう私ですが、意外と柄半衿はそれほど持っていません。
柄on柄のコーディネートがどうにも難しく感じていて、半衿や帯揚げは無地や同系色に逃げがち。
特に半衿は、何にでも合わせやすいレースを使うことが多くなっていました。
でも、以前のコーデで紅色の長襦袢を解いた布を半衿に使ってみたら、柄物も、もう少し試してみたいな!と思うようになったんです。
最初はお店の方に「柄半衿初心者ならどんなものが合わせやすいですか?」と相談しながら、小柄なものを中心に探していました。
ところが、3枚選ぼうとすると、だんだん自分の好みが顔を出します。
普段着ている着物の雰囲気を伝えると、箱に入っていた別の古布までいろいろ出してくださり、最終的に選んだものを見ると、

結局いつもの私が好きな感じ(笑)。
冒険するつもりだったはずなのに、不思議なものです。
古布なので、半襦袢へ縫い付けたまま気軽に洗濯するのはちょっと怖いところ。
縮みよりも色落ちが気になるので、お手入れ方法は様子を見ながら考えようと思います。
1時間じゃ足りなかった、初めての骨董市グランデ
初参加の骨董市グランデは、思いつきで最終日の午後に飛び込んだこともあり、とにかく駆け足。
会場全部をしっかり見られなかったのが心残りです。
それでも、普段知らなかったアンティーク着物のお店を知ることができ、紋紗の着物に一目惚れし、半衿に使いたい古布まで見つけることができました。
骨董市の楽しいところは、最初から「これを買う」と決めて探す買い物とは違って、その場で初めて知るものや、予定外のものに出会えることなのかもしれません。

次に行くなら、今度はちゃんと時間を取って会場を全部回りたい!
そう思った、初めての骨董市グランデでした。
※この記事は2023年10月開催の第4回骨董市グランデを訪れた際の記録です。開催日程・会場・入場方法・出店者などの最新情報は、骨董市グランデ公式サイトをご確認ください。





