大阪で帯を見に立ち寄っただけなのに、帰るころには36,300円の着物がエコバッグに入っていました。購入したのは、黒地に大胆な髑髏(どくろ)が描かれたセオαの絵羽着物。
遠くから見ると訪問着のようなのに、近づくと髑髏という意外性。もともと黒い着物を探していたこともあり、すっかり心を奪われてしまいました。
とはいえ、そんな簡単に買える金額ではありません。ほかにも気になる着物があって、ずいぶん迷った末の衝動買いです。
船場センタービルの居内商店へ。目的は帯を見ること
2026年10月17日、関西旅行初日の大阪。
淀屋橋で久しぶりに友人とランチを楽しみ、夕方からの飲み会までは少し自由時間がありました。
翌日のUSJは最高気温28℃の予報。予定していたデニム着物で大丈夫だろうかと友人に話していたところ、船場センタービルまで歩いて行けると教えてもらいました。
そういえば、ゴフクヤサンドットコムの実店舗「居内商店」がリニューアルしていたはず。

以前から気になっていた帯も見たかったので、ちょっと覗いてみることにしました。
花札柄の帯が人気だそうで、ほかにも電子基板のような、着物にはあまり馴染みのない柄が並んでいます。

こういう遊び心のあるデザイン、見ていて楽しいんですよね。
良いものがあれば後日ネットで買おうかな、くらいのつもりでした。
最初に勧められたのは、ベージュのコウモリ柄
店員さんに翌日の暑さについて話すと、勧められたのがセオαの着物でした。
ベージュの地色に、さりげなくコウモリが描かれています。

実際に試着してみると、なかなか素敵。コウモリ柄といっても主張が強すぎず、ハロウィン以外のお出かけにも使いやすそうです。
セオαは暑い日の着物としても魅力的ですが、お値段は37,400円。

着物を買う予定はなかったし、最近ちょっと買いすぎているし……。
どえらい出費だ。
もう少し安い単衣の着物を探すという選択肢もあるのに、気持ちが揺れます。
ラックで見つけた髑髏柄に、ビビビッ!
そんなことを考えながら、ほかの着物もチェックしていたら。ビビビッときてしまった。

かっこいい!
黒地に髑髏が描かれたセオαの絵羽着物で、袖から裾にかけて、松や髑髏が大胆に描かれています。

居内商店の髑髏柄といえば、歌川国芳の「がしゃ髑髏」を思い浮かべるのですが、こちらはまた違った魅力。
遠くから見ると、結婚式のお母さんが着ている訪問着のような雰囲気です。でも近づいて柄を見ると、髑髏!このギャップがたまりません。
最初に試着したコウモリ柄は、さりげなく普段にも使えそうな一枚。対してこちらは、髑髏が堂々と主役になっています。
同じセオαでも、ずいぶん印象が違うものです。そして、お値段は36,300円。

コウモリ柄より1,100円安いとはいえ、衝動買いとしては十分に高い。
それでも、もともと欲しかった黒い着物で、こんなに好みの柄に出会ってしまったら……。
この衝動買いはいいのか?
問題は、買ったあと。

こんなにインパクトのある着物を、何度も着るだろうか?
個性的な柄は大好きだけど、さすがに髑髏がここまで大きく描かれていると、着る場所を選びそうです。
やっぱり安いリサイクルの単衣着物を探したほうがいいかもしれない。一度はそう考えたものの、ラックで見つけた髑髏柄が頭から離れません。
そんなふうに迷っていたら、店員さんから提案が。

花火大会とかに着ていけばいいじゃないですか?

なるほど、確かに。
ハロウィンのためだけに買うと思うと贅沢ですが、ほかにも着る機会は考えられます。それに、着物選びは実用性ばかりでは決められないもの。
何度も着回せるベージュのコウモリ柄も素敵だったけれど、結局、どうしても気になるのは髑髏柄。さんざん迷って、購入を決断しました。
予定外の買い物。でも、出会えてよかった
翌日すぐに着たいと伝えると、店員さんがしつけ糸を取ってくれました。
こうして新しい着物をエコバッグに詰め込み、そのまま夕方からの飲み会へ。
帯を見に行ったはずが、まさか着物を買って帰ることになるとは。
翌日はもちろん、買ったばかりの髑髏柄でUSJへ。予定外の買い物でしたが、さっそく着る機会ができたのはよかったところです。
実際のハロウィンコーデや、着物でアトラクションに乗って気づいたことは、こちらの記事にまとめています。
さて、この髑髏柄。ハロウィン以外ではどう着ようかな。花火大会もいいし、いつもの街歩きでさらっと着るのも楽しそう。
購入するときは着回しをずいぶん心配したのに、今度はどこへ着ていこうか考えています。

また着物が一枚増えてしまいました。


