攻略難易度SS級!?サイケな銘仙を「黒の魔法」で大人カッコよく着こなしたい

攻略難易度SS級!?サイケな銘仙着回しログ。コンクリート打ちっぱなしの壁を背景に、カラフルな銘仙着物と黒地の唐獅子帯を締めた女性の後ろ姿。

前回の大江戸骨董市で一目惚れして連れて帰ってきた、この銘仙。

見てください、この圧倒的な存在感! グレー地に赤と黒の松、そこへ黄色・青・緑の羽根が舞い散る……まさにサイケデリック。

これ絶対おしゃれ!って勢いで買ったはいいものの、コーデが激ムズで鏡の前でフリーズしました(笑)

あーでもない、こーでもないと戦った、私の試行錯誤の記録をどうぞ覗いていってください。

コーデ1:王道の「赤」をぶつけてみたけれど…

まずは、着物の中にある色を拾うのが鉄則!ということで、赤の銘仙帯をチョイス。
素材も同じ銘仙だし、相性はバッチリなはず。

うーん……なんだか、思ってたのと違う。全然テンションが上がらないヨ。

小物を明るい黄色にして少しは爽やかさを狙ったものの、全体的にぼやっとして、なんだかパッとしませんでした。

コーデ2:強い赤×黒で「攻め」のアンティーク

着物の個性に負けない、「強い色」でどうだっ!

ということで、真っ赤な桐柄の袋帯を投入!
半衿も赤い笹百合で攻めて、帯締め・帯揚げはガツンと黒で引き締める。

うん、これはさっきよりずっと好き!
でも、私の年齢にはちょっと元気すぎるかな……?もう少し「落ち着いた粋」が欲しいところ。

コーデ3・4:1本の帯で「二つの顔」を楽しむ!唐獅子帯の魔法

ここで登場するのが、黒地に白の横縞、そしていかつい「唐獅子」が描かれたアンティーク帯。
実はこの帯、巻き方を変えるだけでガラッと印象が変わるんです。

【コーデ3】関東巻:金糸が華やか!「赤い獅子」で派手に

こちらは「関東巻」で、赤い獅子を出したパターン。 金糸も使われていて、かなりパンチが効いています。

かっこいいけど、帯が馴染みすぎて色のメリハリがつかない?真っ赤な帯揚げで足掻いてみたけど……うーん。

【コーデ4】関西巻:雪輪に「緑の獅子」でシックに

そこで、帯を裏返して「関西巻(逆巻き)」にしてみました。 出てきたのは、緑の獅子と雪輪柄の面。

あ!これだ!黒の面積が増えて一気にスッキリ。これなら粋に着こなせそう!

黒が多めになったことで、銘仙の柄がぐっと引き立ちました。

ここでちょっと豆知識:関東巻と関西巻って?

帯を巻く方向のこと。一般的には以下の違いがあります。

  • 関東巻: 反時計回り。一般的な巻き方。
  • 関西巻: 時計回り(逆巻き)。

アンティーク帯は、前側にくる柄が左右で違うものがよくあります。「この帯、なんだか色が合わないな?」と思ったら、あえて逆向きに巻いてみると、今回のように運命の柄に出会えるかもしれません♪

最終奥義:困ったときは「黒羽織」で包囲せよ!

えーい、うるさい色合いは黒羽織で隠しちゃえ!

どんなに派手な着物も、黒で面積を削ってしまえば、あら不思議。めちゃくちゃお洒落なアクセントに早変わり。
「ガチャガチャしすぎ?」と不安になったら、上から黒を被せちゃうのが一番の近道です(笑)。

本日の着物お出かけコーデ、完成!

銘仙着物に唐獅子帯を合わせた最終コーディネートの前姿。レモン色の帯揚げがアクセント。

悩み抜いた末、今回は「コーデ4(関西巻の黒多め)」に決定!

重くなりすぎないよう、帯揚げにだけレモン色を差して、少し春を意識。
いかつい唐獅子帯なので、あえて衣紋をぐいっと抜いて、うなじを見せることで女性らしさもプラスしてみました。

たんす屋銀座店の店内で撮影した、銘仙着物とアンティーク唐獅子帯のコーディネート後ろ姿。

撮影は、お世話になっている「たんす屋 銀座店」さんにて。

やっぱり、カラフルすぎる着物には「黒」で引き締めるのが一番カンタンかも!

「派手すぎるかな?」とドキドキした銘仙も、工夫次第で自分らしく。
皆さんのタンスに眠っている個性派な着物も、ぜひ「逆向き巻き」や「黒の力」で救い出してあげてくださいね!

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